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100円ショップの歴史:黎明期からブランド価値を確立するまでの進化!

幅広い世代に支持されている100円ショップ。その歴史は1960年代にさかのぼり、今日では国内外で広く認知される存在となりました。催事販売の時代から始まり、

大手チェーンの出現・成長、海外展開とオンライン販売の開始に至るまでの変遷を見てみます。

催事販売の時代

1960年代、100円ショップはまだ存在しませんでしたが、その原型とも言える催事販売がスーパーや百貨店で行われていました。これらの催事販売は、一定期間、特定の場所で限定された商品を100円均一で提供するというものでした。主に文房具や日用品などの基本的な商品でしたが、種類はそれほど多くはなく、質流れ品や訳あり品が多くありました。

固定店舗の出現

1985年、愛知県春日井市にて、日本初の固定店舗として「100円ショップLIFE」が誕生しました。この店舗は、移動販売から一転して固定店舗としての販売を開始し、100円ショップという新たな小売業態を確立しました。取り扱い商品は、キッチン用品、掃除用品、文房具など、生活に密接に関わるアイテムが中心でした。この頃もまだ質流れ品や訳あり品が多く、安かろう悪かろうのイメージが残っていました。また、商品の入荷は安定せず、品揃えは都度変わるような運営でした。

大手チェーンの成長・拡大

その後、1980年代後半から、ダイソー、セリア、キャンドゥなどの大手チェーンが市場に参入しました。これらの企業は、数千店舗を展開し、売上高は数千億円にものぼる巨大なビジネスへと急成長しました。商品の範囲も拡大し、インテリアグッズ、服飾品、アクセサリー、化粧品、家具、観葉植物など、多岐にわたるアイテムが取り揃えられるようになりました。プラスチック小物、文具、キッチン雑貨などで商品の定番化が進み、安定した商品供給が行わられるようになってきました。

商品の多様化と品質向上

100円ショップは、文房具や日用品などの基本的な商品から始まりましたが、次第に商品の範囲を広げ、オリジナル商品の開発、品質の向上にも力を入れるようになりました。これにより、より多くのお客様のニーズに応えることができるようになりました。特に、キッチン用品やテーブルウェア、サニタリー用品などの日常生活に欠かせないアイテムが充実しました。100円ショップでしか入手できないアイデア商品や、雑貨小物なども登場し、単なる安売りから脱却したブランド業態へと進化しました。

海外展開とオンライン販売の開始

21世紀に入ると、100円ショップは国境を越えて海外にも進出し始めました。また、オンライン販売を開始し、インターネットを通じてより広い範囲のお客様にサービスを提供するようになりました。これにより、さらに多様な商品が取り扱われるようになり、消費者にとっての選択肢が増えました。

まとめ

このようにして、100円ショップは、単なる低価格店舗から、品質と多様性を兼ね備えたブランド価値を伴った小売業態へと進化を遂げました。昨今では物価上昇に伴って原材料費の高騰や人件費の上昇などの課題がありますが、今後も100円ショップはさらなる発展を遂げていくことでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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