コンビニ業界の売上ランキングと上位5社の特徴｜セブンイレブン強し！ファミマ、ローソンも独自戦略で対抗！

コンビニは日常生活に欠かせない存在です。24時間営業で、食品から日用品、チケットや宅配などのサービスまで、さまざまなニーズに応えてくれます。しかし、コンビニ業界は競争が

激しく、人手不足などの課題も抱えています。そこで、コンビニの売上ランキング2023年版をもとに、上位5社の特徴と動向を見てみましょう。

コンビニの売上ランキング2023年版

まず、コンビニの売上ランキング2023年版を見てみましょう。このランキングは、日本国内の店舗数と売上高をもとに作成しました。売上高は、2023年3月期の連結売上高を使用しています。なお、店舗数は、2023年3月末時点のものです。

順位	企業名	店舗ブランド	店舗数	売上高（億円）
1	セブン&アイ・ホールディングス	セブン-イレブン	21,909	3,867,000
2	ファミリーマート	ファミリーマート	16,590	1,833,000
3	ローソン	ローソン	14,176	1,255,000
4	ミニストップ	ミニストップ	2,245	214,000
5	ポプラ	ポプラ	1,262	97,000

ランキングを見ると、セブン-イレブンが圧倒的な強さを見せています。店舗数も売上高も、2位のファミリーマートの約2倍になっています。一方、ファミリーマートとローソンは、店舗数や売上高で接戦を繰り広げています。ミニストップとポプラは、店舗数や売上高で上位３社に大きく差をつけられていますが、それぞれに特色を持っています。

上位5社の特徴と動向

次に、上位5社の特徴と動向を見ていきましょう。それぞれの企業が、どのような戦略や取り組みを行っているのかについても見てみます。

セブン-イレブン

セブン-イレブンは、コンビニ業界のリーダーとして、常に革新的なサービスや商品を提供しています。例えば、セルフレジやAIレジ、無人店舗などの先進的な技術を試験導入したり、オムニチャネル戦略を推進したりしています。また、プライベートブランドの「セブンプレミアム」や「セブンカフェ」などの人気商品を開発したり、地域に合わせたオリジナル商品を展開したりしています。さらに、海外展開も積極的に行っており、中国やタイなどのアジア市場で成長を続けています。

ファミリーマート

ファミリーマートは、さまざまな改革を進めています。例えば、店舗の統合や閉鎖を行って、収益性の高い店舗に集中したり、FCオーナーの負担を軽減するために、ロイヤリティや商品仕入れ価格を見直したりしています。また、オンラインとオフラインの連携を強化するために、ネットスーパーや宅配サービスなどを展開したり、Zホールディングスとの資本提携を通じて、ヤフーとの協業にも取り組むなど、ネットの活用に積極的です。

ローソン

ローソンは、コンビニ業界の3位に位置しています。業界での存在感を示すべく、差別化と多様化を図っています。例えば、駅や空港などの交通機関や、病院や学校などの公共施設に出店したり、ドラッグストアや100円ショップなどの異業種との提携を拡大したりしています。また、ローソン銀行やローソンエンタテインメントなどの新事業を立ち上げたり、ポイントカードやアプリなどのデジタルツールを活用したりしています。さらに、地域密着型の店舗展開や、農業や福祉などの社会貢献活動にも力を入れています。

ミニストップ

ミニストップは、独自のコンセプトを打ち出しています。例えば、ソフトクリームやホットスナックなどのイートインメニューや、パンやスイーツなどのベーカリー商品を強化したり、地域の特産品や季節の商品を取り入れたりしています。また、店舗の改装やリニューアルを行って、明るく清潔な店内や、広く快適なイートインスペースを提供したり、自動販売機やATMなどの設備を充実させたりしています。さらに、海外展開も積極的に行っており、フィリピンやインドネシアなどのアジア市場でシェアを拡大しています。

ポプラ

ポプラは、地域に根ざしたサービスを提供しています。例えば、地域の特産品や季節の商品を取り入れたりしています。また、店舗の改装やリニューアルを行って、明るく清潔な店内や、広く快適なイートインスペースを提供したり、自動販売機やATMなどの設備を充実させたりしています。さらに、海外展開も積極的に行っており、フィリピンやインドネシアなどのアジア市場でシェアを拡大しています。