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ヤマダ電機の2023年上期決算発表は増益!:その裏側はきびしいものだった!

2023年11月2日、ヤマダホールディングス(ヤマダ電機)は、2024年3月期の第2四半期決算短信を発表しました。

ヤマダ電機

ヤマダ電機は、1973年創業の日本の家電量販店で、ヤマダホールディングスの子会社です。同社は…

テレビ、パソコン、スマホ、カメラ、オーディオ機器、美容家電、健康家電、生活家電、調理家電などの家電製品や、家具、リフォーム、新築住宅など、幅広い商品を取り扱っています。「お客様(市場)第一主義」の目線で経営理念である「創造と挑戦」「感謝と信頼」を実践し、企業価値を高め、ローコスト経営に取り組み「強い企業」を目指しています。

また、同社は、株式会社シー・アイ・シー、イバースネット株式会社、コスモス・ベリーズ株式会社、株式会社ヤマダフィナンシャル、株式会社ヤマダホームズ、株式会社コングロ、株式会社秀建、株式会社ヒノキヤグループなどをグループ会社として持っています。

売上高は前年同期比0.1%増、営業利益は3.0%増

ヤマダホールディングスの2024年3月期の第2四半期(2023年4月~9月)の連結売上高は、前年同期比100.1%の7,752億300万円となりました。売上高の内訳は、家電事業が4,720億円(前年同期比99.2%増)、家具・インテリア事業が1,010億円(同99.0%増)、住宅事業が1,020億円(同99.0%増)、その他事業が1,000億円(同103.1%増)となっています。
営業利益は、前年同期比103.0%の203億6500万円となり、営業利益率は2.6%となりました。営業利益の増加要因は、家電事業の販売促進費の削減、住宅事業の販売増加などが挙げられます。
経常利益は、前年同期比101.1%増の236億3900万円となり、純利益は同100.8%増の155億円となりました。

増収増益の内容ですが、前年同期の決算発表において、営業利益43.6%減少、経常利益40.5%減少としていることを考えると、業界の流れと同じく(それ以上?)きびしい数字となっています。

 

2024年3月期の業績予想は修正なし

ヤマダホールディングスは、2024年3月期の連結業績予想を、売上高1兆6,860億円(前期比503%増)、営業利益505億円(同14.6%増)、経常利益551億円(同10.1%増)、純利益319億円(同0.2%増)として、第1四半期決算発表時から修正をしませんでした。

ヤマダ電機は、家電事業では、オンラインとオフラインの融合や顧客満足度の向上に取り組んでいます。また、家具・インテリア事業では、オリジナルブランドの販売構成拡大やネット通販の拡大、住宅事業では、リフォームや新築住宅の事業拡大を目指しています。

まとめ

ヤマダホールディングスは、2024年3月期の第2四半期決算短信を発表し、売上高や営業利益などの主要指標が前年同期比で増加したことを発表しました。また、2024年3月期の業績予想は変更しませんでした。これらの数字は前年よりも業績が改善されていることを表しています。しかしながら、前年にそれ以上に落としていたことを考えると、実際にはきびしい数字と思われます。

家電量販店トップの同社の挽回に向けた事業戦略に注目です。

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